Arduino IDE 2.0とシリアルプロッタを使ってみる S11059 カラーセンサ
目次
背景
Arduino IDE 2.0がリリースされたことによって以前の1.0系よりも動作が軽くなっただけでなく少々の追加機能とUIが新しくなりました。
執筆現在(2023/01/08)では以前までのArduinoIDEと2.0両方ともインストールすることができますが、今後は2.0系に完全移行しそうなので、使えるように環境を整えつつどのように変わったか見ていこうと思います。そのついでに、Halakeにいくつかあるカラーセンサを使う感じです。
しかし、UIが多少変わっているだけで操作内容は以前と変わらないので軽い説明だけで流していこうと思います。
導入
1.インストール
2.0系に変わったと言ってもインストール方法は以前と全く変わらずだったので図が綺麗な他のサイトを参考にしてもらった方が分かりやすいので参考にしたサイトを載せておきます。
【Arduino】IDE 2.0 の新機能をチェックしよう!(インストールと使い方)
こちらのサイトに沿って日本語化も済ませると楽になります。
2.ライブラリのインストール
こちらも以前と変わらず
- ライブラリマネージャ
- zipファイル
この2通りでライブラリがインストールできるようで、操作もほぼ変わりません。
今回はS11059と言うI2Cのカラーセンサを使う予定なので以下のリンクからzipファイルでライブラリをダウンロードしておきます。
念のためこちらzipファイルのライブラリをインストールするときのヒントとして画像を載せておきます。
画面下のログにこのような感じで出れば問題ないです。
3.ESP系のボード情報のインストール
今回はセンサの動作電圧の都合上ESP32を使用するので、初めてESP32をIDE2.0で使用する人はボード情報のインストールが必須です
画像では既に記入されていますが、同じように以下のテキストを入力します。
https://raw.githubusercontent.com/espressif/arduino-esp32/gh-pages/package_esp32_index.json
リンクではないのでコピーして赤枠の中に入力してください。
これでボード情報をインストールできます。
これも以前と全く変わっていません。
ここで注意があります!
私の環境では一度IDEを閉じてから再度開きなおさないと、ライブラリとボード情報が更新されませんでした。以前のIDEでも尾内だったのかわからないのですが不便でした。
起動がかなり早くなっているのでそこまで大変ではないんですけどね。。。
3.シリアルプロッタで値を見る
2.0になる前からシリアルプロッタはありましたが、以前のUIよりも見やすくなっていたので紹介します。
配線は以下のように繋げます。
ESP32 | S11059センサ |
---|---|
3V3 | +V |
D21 | SDA |
D22 | SCL |
GND | GND |
インストールしたライブラリのexampleにFixedMode
というのがあるのでこれを使うとすぐにできます。
後はボードとポートをこのように選択して書き込めれば成功です。
書き込んだら画面右上の2つ並んだアイコン左側を開くとシリアルプロッタ
が開きます。(右はシリアルモニタ
です。)
サンプルスケッチのままだと現実の色とグラフの色と合わないので
Serial.print(colorSensor.getBlue());
Serial.print(",");
Serial.print(colorSensor.getRed());
Serial.print(",");
Serial.print(colorSensor.getGreen());
Serial.print(",");
Serial.print(colorSensor.getIR());
Serial.println("");
このように書き変えるとセンサが読み取った色の値とグラフの色が対応していて分かりやすいと思います。
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